女性の生理周期はそれぞれ意味役割を持っています。不妊は漢方で基礎体温の周期を自然なリズムにとりもどすところからはじめましょう。

血を補う当帰芍薬散

 当帰芍薬散は生理不順や生理痛、不妊(女性不妊)などの婦人科に良く使われる漢方薬で

当帰 3.0(9g)
川芎 4.0(6g)
白芍薬 4.0(15g)
白朮 4.0(12g)
茯苓 4.0(12g)
沢瀉(タクシャ) 4.0(9g)

で構成されています。

脾胃=消化器系が弱く、「血」が不足して顔色が白くて冷え性を伴う虚弱なタイプ
に使用されます。
腹痛や立ちくらみ、動悸を訴えることが多く
当帰芍薬散は血を補い=補血、胃腸を整え=健脾し不要な水分を排泄=利水することの効能が有ります。
結果として特に女性の月経痛に効果がありますが、どなたでも効果が有る訳ではなく「血」が不足した場合の痛みに効果的でしょう。不足することによる痛みは「虚」の痛みなので「激しい痛み」ではなく「しくしくと傷む」「つったような痛み」となります。

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当帰芍薬散 中医学的解説

組成:
当帰 9g
川芎 6g
白芍薬 15g
白朮 12g
茯苓 12g
沢瀉(タクシャ) 9g
用法:
水煎服。散剤にし一日3回6gずつを酒で服用してもよい

効能:補血調肝、運脾除湿
主治:肝気乗脾(肝血虚・脾虚湿滞)
顔色が悪い・皮膚につやがない・月経不順・経血量が少ない・月経痛・帯下・腹痛
むくみ・泥状便・四肢のしびれ感・尿量が少ない・舌質が淡拌・舌苔が白・脈が細 など

病気:肝血不足で肝気を抑制できず、脾虚湿滞に乗じて肝気が横逆するために発生する肝脾不和である。
顔色が悪い・皮膚につやがない・月経不順・経血量が少ない・舌質が淡などは肝血不足を示し、むくみ・泥状便・四肢のしびれ感・尿量が少ない・帯下・舌質が拌・舌苔が白などは脾虚湿滞をあらわす。脈が細は血虚・脾虚・湿滞のいづれかでもみられる。
肝血不足で有余した肝気が脾虚に乗じて横逆すると、腹痛・月経痛などは生じる。

方意:本方は補血調肝と運脾除湿の組み合わせであり、補血調肝によって肝気をしずめて乗脾しないようにすると同時に、運脾して肝気が乗じないように防止する。
補血柔肝の当帰・白芍と活血の川芎・当帰、さらに疎肝理気の川芎という配合により、補血して滞血せず活血して峻猛でなく、調肝に働く。健脾の白朮・茯苓と甘淡利湿の澤瀉・茯苓は、脾を健運し湿邪を除く。

参考:
1<金キ要略>には「婦人懐娠、腹中コウ痛するは、当帰芍薬散これを主る」「婦人腹中諸疾痛、当帰芍薬散これを主る」とあるがいづれも脾虚肝乗による疼痛である。
2本方は老若男女を問わず、肝脾不和に使用して良い
3日本の経験方には、温陽散寒の附子を加えた当帰芍薬加附子湯がある。冷え・強い疼痛など寒盛を呈する場合に使用するとよい。

運営者情報

中国不妊の漢方第一人者の夏教授とマリコ薬剤師
不妊症と漢方薬は基礎体温と周期療法

運営者
名 称 イヌイ薬局 宮長店
所在地 鳥取県鳥取市宮長276-2
許可番号 薬局開設許可番号 第0594号
許可年月日 平成18年10月10日
開設者 株式会社イヌイ
薬局等の管理者 田中 薫

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